□神戸空港搭乗率、9月も65.6%と堅調
神戸市は10日、9月の神戸空港発着便の搭乗率が65.6%だったと発表した。スカイマーク
(SKY)が1便増便、座席が増えたことで8月に比べると0.2ポイント下がったが、航空会社
の採算のめどとされる60%を2カ月続けて上回った。
1日当たりの平均乗客数は8086人で8月を200人強上回った。会社別搭乗率は日本航空
(JAL)が前月比4.3ポイント高い70.2%で開港した2月以来の70%台。鹿児島便など低迷
している便について9月から割引メニューを導入したほか「旅行会社と共同でツアーの販促に
力を入れた効果が出た」(JALの大阪支店)。
普通運賃を夏の行楽シーズンに値上げしたまま据え置いたSKYは前月比17.1ポイント低い
62.8%だった。
路線別では行楽需要が旺盛な札幌便が89.1%と好調で沖縄便の71.2%が続いた。新潟便
(33.6%)、熊本便(34.3%)の低迷が目立った。主力の羽田便は62.8%だった。神戸市は
「各路線ともビジネス需要の開拓余地が大きい」(空港事業室)と利用促進に力を入れる。
出典:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20061010c6b1001e10.html