早実の斎藤佑樹投手が甲子園で使い、この夏ブームとなったあの青いハンカチが復活する。
サンリオのハローキティとのコラボで、その名も「幸せの青いハンカチ」。
佑ちゃんとキティちゃんのコンビで、ハンカチブームも“延長戦”となるか!?
ハンカチは11月上旬から販売予定で、斎藤投手が端正なマスクから流れる汗をぬぐっていたものと同じ、デザイン、配色、サイズ。
ただ、まったく同じというわけではなく、「ハローキティバージョン」として、
ロゴの部分に「HELLO KITTY」の文字とキティちゃんの顔があしらわれている。
オリジナルのロゴは、「GIUSEPPE FRASSON」(ジョゼッペ・フラッソン)というイタリア人デザイナーの名前だった。
製造元の大阪のハンカチメーカー「ニシオ」は、平成13年から昨年9月ごろまで青いハンカチを製造・販売していた。
斎藤投手が甲子園で大活躍し、「同じハンカチがほしい」とファンから問い合わせが殺到した時点では製造を中止しており、
在庫もなかった。
このため定価400円だったハンカチが、ネットオークションでは1万円を超える値段が付くなど異常人気となったことについて、
同社はホームページで、「大変心苦しく思っております」とし、「多くの皆様からの絶大なるご要望にお応えするため」と、
復活の理由を明かしている。ハンカチは1枚500円でまず5万枚を売り出すという。
早実が甲子園で優勝した8月には、ハンカチを取り扱う専門商社「川辺」の株価が、200円そこそこから3割アップの308円まで値上がりし、
青いタオルハンカチがほぼ倍の売り上げとなるなどの経済効果を生んだ。
その後、川辺の株価は以前の水準まで戻るなど、ブームは落ち着きを見せつつあるが、再びハンカチに注目が集まれば、
業界への波及効果も期待される。
“ハンカチ王子”の人気は国体でも続いている。
大学に進学する斎藤投手が、神宮のマウンドでこのハンカチを使ってくれれば、ヒット間違いなしだが…。
ZAKZAK 2006/10/03
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_10/t2006100310.html