【安倍内閣】最大の“サプライズ”は与謝野の落選 「アタマも経歴もかなわない安倍には、与謝野を使いこなす自信がなかった」

★与謝野はなぜ大臣に残れなかった？

　安倍内閣の最大の“サプライズ”が与謝野馨前経財相（６８）の落選だ。
　２人は勉強会を共催するなど旧知の仲。だから、下馬評では官房長官とか
財務相とかいわれ、組閣当日の朝になっても大新聞やテレビは「横滑り」
「閣内残留」と報じていた。
　本人もやる気マンマンで、この日の午後は議員会館の自室でテレビにかじりつき、
速報される閣僚の名前を手作りの一覧表に書き込みながら、新首相からの
ラブコールを待ちわびた。ところが携帯は最後まで鳴らず、すっかり
ピエロ役を演じることに。

　一体、何があったのか。
　「安倍には、与謝野を使いこなす自信がなかったんですよ。アタマも経歴も、
安倍は与謝野にかないません。総裁選前の東京ブロック大会で政策課題を
論じたときも、両者の力の差は歴然。安倍がうにゃうにゃと回りくどい説明をした後、
与謝野が理路整然と解説するシーンが目に付きましたからね」（政界関係者）

　安倍が派閥の要望を次々に受け入れる人事を進めたのも大きい。
無派閥の与謝野は、力を増し始めた派閥にはじき出された格好だ。

　考えの違いもある。
　「与謝野は財政再建のためには消費税増税が必要というスタンスです。
一方の安倍は、経済成長と歳出削減で何とかなるという竹中路線を採用し、
与謝野とは隔たりがあるのです。安倍は、与謝野と同じく増税重視の柳沢も、
予想された経済閣僚じゃなく厚労相に据えた。弱点の経済運営を考えの違う
専門家に任せれば、コントロール不能になると恐れたのでしょう」（政界事情通）

　キレ者といわれる与謝野でも、安倍のひ弱なメンタリティーは読み切れなかったか。

ソース　http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/30gendainet02028577/

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