米comScore Media Metrixは、米国内のゲームユーザーのゲーム利用事情などを調査した「Game Metrix」レポートの最新版を発表した。
男性ティーンエイジャーに偏りがちに見られていたゲームユーザー層が、変化を遂げてきている様子も浮き彫りになっている。
Game Metrixでは、四半期ごとの継続的な調査を実施しており、今回のレポートは、今年第2四半期(4〜6月期)に、
800名に上るPC/コンソール/モバイルゲームユーザーを対象に行われた調査に基づいている。
調査結果によれば、全ゲームユーザーの平均年齢は41歳で、平均年収はUS5万5千ドル。
男女比は48:52で、女性ユーザーの数が男性ユーザーを上回ったとされている。また、ゲームユーザーのインターネット利用度は高く、
平均的なインターネット利用歴は9年、ブロードバンドユーザーの割合は84%に達しているという。
同調査では、PC/コンソール/モバイルゲーム機のいずれかで 16時間以上はゲームプレイを楽しんでいるユーザー、
もしくは複数のプラットフォーム上で11時間以上はゲームプレイを楽しんでいるユーザーを「ヘビーゲーマー」と位置づけており、
全ゲームユーザーの4人に1人がヘビーゲーマーに当てはまるとされている。
ヘビーゲーマーの興味深い特徴として、ゲーム内でプレイシーンなどに連動した商品やブランドの広告を流すことに肯定的な意見の
ユーザーが、プレイ時間の短いユーザーよりも多い点が挙げられるという。
ゲーム連動広告には、よりリアルにプレイシーンをとらえられるようにする効果があると答えたヘビーゲーマーは37%、
将来的にはすべてのゲーム内に広告が流されるようになると思うと回答したヘビーゲーマーは50%に上ったようだ。
同社のMedia & Entertainment Group副社長となるErin Hunter氏は「広告業界にとって、一般的なメディアではリーチし難かった
消費者層に訴えられるため、ゲームは非常に強力なメディアとしての潜在能力を備えている」とコメントしている。
2006年 9月29日 (金) 00:00
(MYCOMジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/09/28/002.html