★アーミテージ氏:イラクの状況「長期化すれば敗北に」
【ワシントン和田浩明】アーミテージ元米国務副長官は27日、毎日新聞との
インタビューで、米軍駐留が3年を超えながら治安が安定しないイラクの
状況について、「我々が勝利しつつあるとは思わない。現状が長期化すれば
敗北につながる」と述べ、駐留継続への米国内の政治的支持や、安定化を
目指すイラク側の決意が重要だとの認識を示した。
アーミテージ氏はイラクの現況を「米国は軍事的には負けもしないが、
勝利も出来ない」と分析。しかし、米国内で根強い早期撤退論に対しては
「今、我々が出て行けば事態は混とんとなる」と否定的で、イラク側主導の
治安安定化を目指すブッシュ大統領の政策は「正しい方向だ」と評価した。
アーミテージ氏は03年3月のイラク戦争開始時、国務省ナンバー2として、
開戦に慎重だったパウエル長官(当時)を補佐した。同氏はフセイン旧政権の
武力排除には賛成だったが、対テロ戦争の主戦場だったアフガニスタンの
状況が安定するよう、05年初めごろまでイラク開戦を待つべきだと大統領や
チェイニー副大統領に進言したという。アーミテージ氏は「結局、二つの場所
(イラクとアフガン)に注意と兵力を分散することになった」と語り、
戦線拡大を問題視した。
一方、ブッシュ政権がフセイン旧政権の脅威を誇張したと批判した
米外交官の妻について、米中央情報局(CIA)工作員だと03年7月に
暴露した保守系コラムニスト、ロバート・ノバク氏の情報源となった
問題では、「意図的ではなく、検察当局も問題視していない」と主張した。
質問を受けたので「CIAで勤務しているようだ」と答えたという。
同年10月初めには、パウエル氏に相談してホワイトハウスに
報告、司法省の調査にも「すべての資料を提供するなど全面的に協力した。
(通信記録をチェックできるよう)妻のパソコンまで差し出した」と説明した。
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060928k0000e030068000c.html ▽関連スレ
【イラク内戦】「イラク、内戦危機高まる 4カ月で市民死者1万人」と日経新聞が報道
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1159395335/ 【USA】「イラク戦争によって、かえってテロの危険が増している」報告書にブッシュ大統領が反論
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1159332208/ 【パキスタン】「イラク戦争で過激主義が拡大し世界は危険になった」 ムシャラフ大統領が"同盟国"米国の対テロ政策を批判
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1159234861/