宇治市の陸上自衛隊大久保駐屯地で業務用に使用していた隊員の私物パソコンなどを京都府木津町内に不法に廃棄したとして、
府警生活経済課と木津署は27日、廃棄物処理法違反の疑いで同駐屯地所属の男性三等陸佐(53)=木津町=を書類送検した。
調べでは、三等陸佐は今年4月中旬ごろ、木津町市坂の都市再生機構の造成地に、
業務に使っていた隊員2人所有のパソコン計2台とテレビ1台を不法投棄した疑い。
調べによると、2台のパソコンは、隊員がそれぞれ持ち込み、業務に使用していたデスクトップ型。
同駐屯地に本部がある第四施設団からも隊員が派遣されている東ティモールでのPKO(国連平和維持活動)に関する装備資・
機材、人員名簿、部内メール文書など計数100件が本体内に保存されていた。自衛隊法に抵触する機密情報は含まれていないという。
同機構が同署に相談し、パソコンのハードディスクを解析し、内容から三等陸佐が浮上した。
三等陸佐は同駐屯地業務隊総務科長で、調べに対し、駐屯地からパソコン2台とテレビを持ち帰ったことは認めているが、
容疑は否認している、という。
同駐屯地広報室によると「私物パソコンは、現在も申請すれば業務で使うことができるが、
処分の際には本人がデータを抹消する規則になっている。現在、本人から聴取をし、確認作業を進めている」という。
(京都新聞) - 9月27日13時49分更新
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