□日本と北朝鮮 国連総会で応酬
ニューヨークで開かれている国連総会で26日、日本の大島大使が演説し、北朝鮮に対して
ミサイル開発をやめて6か国協議への復帰を強く求めたのに対し、北朝鮮側は、日本は軍事化
を進め外国への侵略を正当化しようとしていると反発するなど、議論の応酬となりました。
国連総会では26日、まず北朝鮮のチェ・スホン外務次官が演説し、「アメリカの制裁下に
置かれながら6か国協議には応じられない」と、従来の主張をあらためて強調したのに対し
て、演説に立った日本の大島国連大使が「国際社会は、北朝鮮に対して、ミサイルの開発をや
めて6か国協議に復帰するよう迫る国連安保理の決議に応じるよう強く求めることが必要だ」
と訴えました。
これに対して、北朝鮮の代表は、議場の席から追加の発言を求め「過去の侵略の歴史を認め
ようとしない日本を北朝鮮は脅威に感じている」と述べたうえで、安倍新政権の発足も念頭に
「日本の超保守的な政権は国民全体を右傾化させ、軍事化を進めて外国への侵略を正当化しよ
うとしている」と非難しました。
これを受けて、日本側の代表も挙手をして発言を求め、「日本は戦後、国連加盟国として国
際社会の平和と安定に貢献する国となったことは周知の事実だ」と反論し、国連総会の会場は
一時、日本と北朝鮮の代表団の間の議論の応酬の場となりました。
出典:NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/27/k20060927000078.html http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/27/d20060927000078.html