ライブドア(LD)の粉飾決算事件などで証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の
罪に問われた前社長堀江貴文被告(33)の第7回公判は25日午後も東京地裁(小坂敏幸裁判長)で
続き、弁護側は反対尋問で、元取締役宮内亮治被告(39)=同罪で公判中=が私的流用を認めた
LD株売却益約1500万円について「横領」と追及した。
宮内被告は「返すつもりだったが、事件が起きてできなかった」と反論した。
26日の公判も宮内被告の反対尋問が続く。
午前の証言によると、投資事業組合を経由したLD株売却益のうち、約1億5000万円が仕組みを
考えたLD子会社の元役員野口英昭さん=死亡当時(38)=への報酬として、宮内被告らが香港で
設立した会社「PTI」に送られた。宮内被告はうち1500万円を野口さんから借り、生活費に使ったという。
弁護側は午後の尋問で「捜査に協力しないと、横領で追及されると思ったのではないか」などとただし、
宮内被告は「検察にも指摘され、横領ではないと説明した」と証言した。
また弁護側は宮内被告が保釈後「堀江(被告)を除く被告で会社を立ち上げよう。堀江(同)は芸能界
入りする」とのメールを元部下に送信したとし「(LD株売却に介在した)英領バージン諸島の法人に
残っている26億円で会社をつくろうしたのではないか」と指摘。宮内被告は「バージンの口座は凍結
され、できない」と答えた。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006092501000605 福島県発注の下水道工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は25日、競売入札妨害(談合)の疑いで、
同県の佐藤栄佐久知事の実弟で衣料メーカー「郡山三東スーツ」(同県本宮町)の社長佐藤祐二容疑者(63)
=同県郡山市=や同県の元土木部長坂本晃一容疑者(65)=福島市=ら3人を新たに逮捕した。
また同日、特捜部は競売入札妨害罪で、設備会社社長で佐藤知事の支援者辻政雄容疑者(59)を起訴。
一緒に逮捕された県内トップ級の建設会社「佐藤工業」(福島市)の執行役員八巻恵一容疑者(47)は処分
保留のまま釈放された。
もう1人の逮捕者は、準大手ゼネコン東急建設(東京)の嘱託社員門脇進容疑者(63)=仙台市青葉区。
調べによると、祐二容疑者ら3人は辻被告や佐藤工業会長佐藤勝三容疑者(67)=競売入札妨害容疑で
逮捕=らと共謀。県が2004年8月に実施した阿武隈川上流流域下水道事業(福島市内の工事)の指名競争
入札で、東急建設と佐藤工業の建設共同企業体(JV)に落札させるため、ほかのJVに両社のJVより高い
価格で入札するよう談合した疑い。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006092501000593