九州などに大きな被害をもたらした強い台風13号は、17日夜に九州の北の日本海に
抜けた後、18日昼にかけてやや勢力を弱めながら日本海を北北東に進んだ。台風は
西日本から遠ざかりつつあるが、中国地方の日本海側では同日夕方にかけても、暴風
への注意が必要。
気象庁によると、台風13号は18日午前9時には松江市の北北西約190キロの日本
海上にあり、時速約15キロで北東に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心
付近の最大風速は30メートルで、中心から半径150キロ以内では25メートル以上の
強風が吹いている。
台風の北上に伴い、今後は北陸から北海道にかけての日本海側で風速15メートル以上
の強風となる見込み。北陸地方では高波にも注意が必要。南からの湿った空気が入り込む
東海、甲信地方で雨雲が発達しており、夕方からは東北地方でも雨脚が強まりそう。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2006091800083