「団塊世代」を中心とした教員の大量退職に伴う新規採用枠の拡大で、優秀な教員の確保が
全国的に課題となっている中、京都市教委が教員養成支援に自ら乗り出そうと9月末にスタート
させる「京都教師塾」の入塾希望者が定員の2倍を超えた。予想を上回る反響に、市教委は定
員枠の拡大を検討している。
京都教師塾は小、中学校教員を目指す大学生や院生、40歳以下の社会人を対象に、教員
としての資質や実践的な指導力を身に付けてもらうのが狙い。カリキュラムには、校長や中堅、
若手教員の実践報告とグループ討議などを行う教育学講座(全10回)や模擬授業、学校での
10日間の実施研修などが盛り込まれる。
定員300人に対し、これまでに644人の応募があった。学生が6割、社会人が4割を占め、
年齢別では19歳以下が5%近く、20代が80%、30歳以上が15%超だった。教員養成支援室
は「学生当時は新規採用数が少なく、教員をあきらめたが、採用枠拡大を好機に挑戦しようと
する社会人も少なくない」という。地域別では京都市内が約7割、京都市を除く府内が約1割、
他府県が約2割だった。
志望理由では「学校現場を知りたい」「現役教員から生の声を聞きたい」といったものが目立
ったが、「教師という同じ志を持った人と情報交換できる」という期待も多く寄せられたという。
市教委は19日までに入塾者を書類選考するが、定員枠の拡大を検討している。京都教師塾
の開講・入塾式は30日に下京区の市総合教育センターで行われる。
ソース
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006090800077&genre=C4&area=K10 同和教師怖い