★ダイエー争奪戦 野心たっぷりイオンの本音
このラブコールは、不純に満ちている。
「アイツだけには渡せない、取られたくない」という、よこしまな考えが強いというのだ。
「ダイエーの分捕り合戦ですよ。丸紅が保有株の20%程度を小売り企業に譲り、
協力してダイエー再建を目指す方針といいます。イオンが有力といいますが、
イオンの本音は欲しいではなく、取られたくないというものです」(流通関係者)
イオンの岡田元也社長は「(ダイエーに)継続的に関心を持っている」と前向きな
発言をしている。一方の丸紅も「勝俣(宣夫)社長はドメスティックな企業と手を
組みたがっている」(スーパー関係者)というから、相思相愛か。婚約、結婚への
レールに歪みはないように見える。
「だけど、本当に好きでもない相手と一緒になって長く続くわけがない。
もしウォルマートにダイエーを持っていかれたら『西友―ダイエー連合』という
巨大なライバルが出現します。これを避けるのがイオンの目的でしょうから」
(前出の流通関係者)
ウォルマートは必死だ。ダイエーを逃すと今後の日本攻略に支障をきたしかねない。
「西友だけではウォルマートの強さを発揮できない」とウォルマート関係者が何度となく
口にしているほどだ。
流れはイオン。ウォルマートに勝算はあるか?
「なくもない。イオンと三菱商事の密な関係です。両社はショッピングセンター開発で手を組み、
三菱商事傘下のローソンと、イオングループのミニストップの経営統合を模索中ともいわれます。
この両社の親密ぶりを、ダイエー株を握る丸紅がどう判断するか」(経済ジャーナリスト)
ダイエー株がイオンに渡れば、イオンの背後にいる三菱商事が口を出す可能性がある。
下手をすると、再建の主導権を「イオン―三菱商事」に奪われかねない。
これを丸紅が危惧すると、ウォルマートの目も出てくる。
さらに、こんな声も……。「イオンが本当に狙っているのは百貨店と食品スーパーです。
三越や東急百貨店、東急ストアなどが取り沙汰されています。それにダイエーとの提携も、
狙いはダイエー傘下の食品スーパー、マルエツ」(食品スーパー関係者)といわれるから、
イオンがダイエー再建にかける情熱の度合いは測りにくい。
イオン、ウォルマート、どっちに転んでも、振り回されるダイエーはたまらない。
ソース
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/07gendainet02028160/ ▽過去ログ
【流通】ダイエー株一部売却 筆頭株主の丸紅が事業再建に協力する譲渡先としてイオン、米ウォルマートの2社と交渉へ
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1156889357/ >>6 赤字店舗閉鎖すれば簡単に黒にはできる。要はドライに人を切れるかどうか。
西友とダイエーは首都圏の駅前に店舗が多い。人口減少の日本では将来首都圏に
人口が集中するのは必死。2兆円の仕入れパワーにウォルマートの資金力がついた
ら歯が立つ日本企業はないよ。