タイから女性買い受け
ブローカー3人逮捕 県警
タイ国籍女性を同国から人身取引し、売春クラブに紹介したとして県警繁華街・歓楽街再生総合
対策推進本部などは四日までに、職業安定法(有害業務紹介)の疑いでタイ国籍の人身取引ブロ
ーカーの女三人を逮捕し、千葉地検に送検した。同本部は人身売買容疑も視野に入れ、捜査を続
ける。
逮捕されたのは、いずれもタイ国籍の我孫子市新木、飲食店従業員、ムラタ・ルチャラダ(35)と
東京都江東区千石三、飲食店店長、カゲモリ・サウアラッタ(37)、市川市二俣一、無職、シリカン
ラヤ・サワン(30)の三容疑者。
調べでは、三容疑者は二月二十二日、タイ国内のブローカーから二百四十万円で同国籍の女性
(27)を買い受け、女性に約四百九十万円の借金を負わせた上、船橋市内の売春クラブに紹介して
売春婦として働かせた疑い。
女性は五月十九日、県婦人相談所に保護された。
同本部によると、ムラタ容疑者は「同じブローカーから、これまで五人ぐらい買った」などと供述し、
人身取引を認めている。同本部はタイ警察と連携し、同国内で逃走中の供給側ブローカーの男女
三人の行方を追っている。
また、同本部は四日までに、売春防止法違反(周旋)で、紹介を受けた売春クラブの経営者の男
三人も逮捕、千葉地検に送検した。
【写真】船橋市内の風俗店案内所。女性が働かされていた売春クラブの経営者たちが運営していた
http://www.chibanippo.co.jp/news/shakai/kiji/shakai06090509243101_file_01.jpg ソース
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