【大阪】自由になる金欲しかった　食肉団体元幹部にも接近

　大阪拘置所看守の汚職事件で、主任看守桑野勝彦容疑者（３７）が大阪府警の調べ
に、母親が借金を抱えるなど経済的に苦しく「自分の自由になる金が欲しかった」と犯行
の動機を供述していることが４日、分かった。
　元ハンナン会長らによる牛肉偽装事件で２００４年５月に補助金適正化法違反罪で
起訴、同拘置所に収容されていた食肉団体の元幹部に食べ物を差し入れて接近した
ことも判明。
　母親が金融機関に２６０万円の借金を抱えていると持ち掛け、保釈後に元幹部の親族
の男性から２００万円を借り、現在も返済していないという。
　桑野容疑者は元幹部から保釈後、高級牛肉を贈られており、府警は入所中に便宜
を図った見返りとみている。

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