2006.08.30
Web posted at: 09:59 JST
- CNN
テヘラン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は29日、同国の核開発をめぐる問
題解決に向けて同国の視点を国際社会に伝えるため、検閲が行われないことを条件に
ブッシュ米大統領との「直接的なテレビ討論」を提案した。
大統領は首都テヘランでの記者会見で、国連安保理で米国と英国に与えられている拒
否権が「世界の問題の根本的原因」になっていると主張。今月末に回答期限が迫ってい
る安保理決議には直接言及しなかったものの、イランが平和的核開発を推進する権利を
阻止することは「何人にもできない」と述べた。
大統領はさらに、近く同国を訪問するアナン国連事務総長からウラン濃縮停止を要請さ
れた場合も、これに応じない姿勢を示した。
ロイター通信によると、米ホワイトハウスはテレビ討論の提案について、イラン核問題を懸
念する国際社会の注意をそらす狙いがあるとの見解を示した。
また、ボルトン米国連大使は、米国と欧州の同盟各国がイラン制裁に向けて動いていると
述べるとともに、安保理決議に盛り込まれたイランに対する条件が米国による押し付けで
はないと強調した。
ソース CNN:
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200608300002.html 画像:
イランのアフマディネジャド大統領
http://www.cnn.co.jp/world/images/CNN200608300001.jpg