★消防士を放火容疑で逮捕 アイダホ山火事
[アイダホ州サーモン 26日 ロイター] 米アイダホ州の連邦消防士が、
少なくとも一件の火災の原因となった放火を行った容疑で逮捕された。
消火の仕事を発生させようとしての犯行とみられている。
レヴィ・ミラー容疑者(21)は、8月13日、豊かな自然と深い森で知られる
サーモンの外れで火災をおこした疑いで、レムヒ郡刑務所に拘留されている。
半エーカーにおよぶ火災は消防団によって迅速に消火された。
レムヒ郡保安官のサム・スレービンによれば、連邦土地管理局の消防士として
2年間勤務していたミラー容疑者は、「商売になるようにする」ため、地元の10代の
若者をそそのかして8月13日の火災をおこさせた。
また、ミラー容疑者には、2003年にアイダホとモンタナの州境付近で発生した一連の
火災に関する容疑もかけられている。「損害賠償で大きな金額が動く可能性があります」
とスレービン保安官は言う。
ミラー逮捕のニュースは、アメリカ西部における山火事の季節のまっただなかに
報じられた。アイダホ、モンタナ、およびワシントン州の広域で火災が発生している。
本来、彼らが守るべき自然地域で逆に放火を行う消防士のケースが増えている。
先月、連邦判事は元米国林消防士のクレイグ・アンダーウッドに、4カ月の懲役を
言い渡した。彼は2004年、カリフォルニアのロス・パドレス自然林で3件の火災を
おこしたことを認めた。消火には250万ドル(約2億9248万円)かかっている。
消防関係者たちは、西部の山火事に関連する古い皮肉として、火災が職を生み、
連邦の予算が瀕死の地元経済を活性化させるということがある、と言う。
アイダホ州の消防隊副長テリー・エドワーズによれば、放火を行った
消防士たちはしばしばその理由として「給料を得るため」と言うそうだ。
REUTERS
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081156793033.html