★引きこもり:訪問サポート士、県内で初の養成講座−−山形のNPO主催 /山形
◇保護者や学校教諭70人参加
社会的引きこもりの青年宅を訪れて社会復帰の手伝いをする「訪問サポート士」の
県内で初めての養成講座が26日、山形市城西町2の市総合福祉センターで開かれた。
現在県内には、サポート士が1人しかおらず、早急な育成が求められており、主催した
NPO法人の「発達支援研究センター」(山形市)は「機会があれば今後も開催したい」
と話している。
講座は、引きこもりの親で組織する「全国引きこもりKHJ親の会」が認定している。
引きこもり青年の保護者や学校教諭など約70人が参加し、引きこもりに陥る心理や、
実際の訪問活動の体験談などを熱心に聴いていた。
サポート士は引きこもりの人を訪問し、家族以外の第三者として信頼関係を作り、
外部との窓口役を果たすことで社会復帰を促す。講座を修了すれば希望者に
3級認定士の認定証が与えられる。
同センターの高橋信子代表によると、6カ月以上社会参加していない引きこもり人口は
全国的全国で80万〜90万人以上いると推定されているが、対人不安や自信喪失などから
引きこもりの人が外部に余り出てこないため、実態をつかみにくいのが現状という。
高橋さんは「講座を通し、支援に携わる人を少しずつでも増やしていきたい」と話している。
講座は27日も行われ、認定後は、同センターなどに登録され、希望に応じて
ボランティアに取り組む。
毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-00000034-mailo-l06