★しょうゆで鉄分吸収促進 ヒガシマルなど発見
しょうゆに含まれるSPSは、スギ花粉症やアレルギーなどの症状を低減する
効果が証明されているが、ヒガシマルの永谷裕子・研究所主任らは臨床試験などで、
鉄分の吸収を促進させる機能もあることを突き止めた。
ごはんに含まれる鉄分は体内で3・5%しか吸収されないが、しょうゆをかけて
食べると3倍以上の11・4%も吸収される。同社では、この機能を高めた商品
「おいしく鉄分がとれるしょうゆ」を開発。しょうゆ10ミリリットルの摂取で
鉄分3ミリグラムが吸収できるという。
厚生労働省の平成15年国民健康・栄養調査によると、鉄分の1日当たりの
摂取量は、男性が平均8・9ミリグラム(推奨量7・5ミリグラム)で十分
取れているのに対し、女性は平均7・9ミリグラム(同10・5ミリグラム)で
3ミリグラムほど不足している。
日本人のしょうゆの平均摂取量は17ミリリットルで、量的には問題なく、
塩分についてもこの商品は濃い口しょうゆより20%少なくしている。
永谷主任は「サプリメントで取るより、食事で取る方が抵抗が少ないが、
(鉄分の多い)ホウレン草などだけを食べるのは難しいし、吸収も良くない。
その点が解決できる」と話している。
産經新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000018-san-soci