【地域/群馬】大規模な堀と石積み発見−田口上田尻遺跡[08/20]

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1九九も言えなくて…夏(060918)φ ★

 前橋市田口町の田口上田尻遺跡で、中世末から近世初頭に築かれた地元有力者の館と
みられる大規模な堀と石積みが発見され、十九日に発掘調査を進める県埋蔵文化財調査
事業団による現地説明会があった。

 発掘調査は国道17号の改修工事に伴い、昨年八月に開始。田口下田尻遺跡と田口
上田尻遺跡の、合わせて約八千平方メートルの調査を実施した。この地域は利根川の
はんらんエリアのため、遺跡発見は予想外の出来事で、関係者を驚かせたという。

 現在も調査の続く田口上田尻遺跡から見つかった堀は幅八メートル、深さ一・三メートル。
堀の東側には高さ一メートルほどまで石が積まれている。同事業団は「堀と石積みがセットで
見つかったのは、県内でも極めて珍しい。今後の調査で館の全体像を把握したい」と話していた。

 調査を終えた隣接する田口下田尻遺跡からは、古墳時代前期から平安時代までの
竪穴住居七十五棟、古墳時代の土器や、平安時代の高級食器「緑釉(りょくゆう)陶器」などが
見つかり、同遺跡近くのプレハブ小屋で展示されている。また、一七八三(天明三)年の浅間山
噴火による泥流被害を、溝を掘って復旧した跡などもあった。

 説明会に訪れた東吾妻町郷原の無職、菅谷二一さん(68)は「地元の遺跡の発掘作業に
携わっているが、これほどの集落は素晴らしい。感動しました」と熱心に遺跡を見つめていた。

(石井友恵)

ソース
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20060820/lcl_____gnm_____004.shtml

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ここでスーフリの和田さんが一言↓