【靖国】小泉首相、靖国神社に参拝 8・15に現職首相が参拝は、1985年の中曽根首相の公式参拝以来21年ぶり[08/15]

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小泉首相の靖国参拝に賛否の声

 ▽中国地方で歓迎と反発渦巻く
 小泉純一郎首相が、終戦記念日の十五日に踏み切った靖国神社への参拝に対し、広島市や呉市、岩国市では
賛否をめぐる市民の声が交錯した。
 午前八時すぎ、広島市中区の八丁堀交差点の大型ビジョンに、首相の靖国参拝を伝える電光ニュースが流れ
た。中区の会社員小田和磨さん(32)は「戦争犠牲者が眠る場に一国の首相が出向くのは当然」と評価。南区
の会社員岡田慶子さん(41)は「(総裁選での)公約を貫いたことは評価したい。ただ、アジア諸国の反発を
考えると複雑」とまゆをひそめた。
 中区の本通り商店街を歩いていた安佐南区の会社員芝田勇二さん(56)は「A級戦犯合祀(ごうし)について
は昭和天皇も心を痛めていた。参拝日をずらすとか、首相の任期を終えてからにするなど配慮が必要だったと
思う」。中区の会社員古川清隆さん(49)は「首相の立場で参拝するのは問題だ。日本、中国、韓国の若い
世代は文化交流でうまくやっていこうとしているのに、時代に逆行する」と憤った。
 太平洋戦争で夫を亡くした中区の主婦梶尾幸子さん(85)は、参拝中の広島護国神社(中区)で「終戦記念
日の参拝は英霊を追悼する意味で非常にうれしい。戦争で一家の大黒柱を失い家族で苦しんできた。戦争を繰り
返さない思いでの参拝はありがたい」と喜んだ。
 一方、呉市焼山桜ケ丘の無職内藤武治さん(84)は「A級戦犯がまつられている所に、一国の総理として参拝
しない方が良かった。中韓に住む日本人に影響が及ばなければいいが…」と懸念する。
 「戦争は絶対悪。A級戦犯合祀もおかしい。参拝してほしくなかった」とテレビで参拝を知った岩国市海土路
町、福祉施設長岡田妙さん(55)は残念がる。「中国や韓国との関係も悪化する。課題を次の首相に押し付け
ることにもなり無責任だ」と指摘した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200608150118.html