【靖国】小泉首相、靖国神社に参拝 8・15に現職首相が参拝は、1985年の中曽根首相の公式参拝以来21年ぶり[08/15]

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批判をなぜ無視  「小泉流」を評価

 そぼ降る雨の中、小泉純一郎首相が終戦記念日の15日、2001年の総裁選で掲げた「公約」通り、靖国
神社を参拝した。京滋の市民からは「戦争を正当化する行為だ」と批判の声が上がる一方、中韓両国の反発に
もぶれない「小泉流」を評価する声も聞かれた。
 ■小泉首相靖国参拝 京滋街の声
 「参拝は戦争を肯定する行為」と憤るのは、主婦林永代さん(55)=大津市=だ。「2歳まで北京にいて、日本
がアジアでひどいことをしたと母から聞かされた。あの戦争は平和のためではない。中国や韓国から批判される
のに、首相はなぜ靖国参拝を公約し、実行するのか。自分が辞めた後のアジアとの関係も考えてほしい。先に
戦争の過ちを認めるべきだ」
 介護福祉士の木村卓史さん(33)=宇治市=も「小泉首相が参拝するたびに、中国や韓国の反発は強くなって
いるように思う。首相は、世界平和を願っていると言っているが、他国から見れば戦争を正当化する行為と受
け止められる。首相が意地になっている気がしてならない」と指摘した。
 一方、京都大3年の小田原めぐみさん(30)=京都市左京区=は「日本の戦没者全体を祭っている神社を首相が
敬う心を持って参るのは、日本人として大事だ。従軍慰安婦の問題など中国や韓国で行ったことを謝ることが
必要だが、A級戦犯が祭られているために海外から批判されて参拝しないのは情けない」と話す。
 無職木崎敏清さん(61)=福知山市=も「国のために戦地で犠牲になった人に、国のトップが感謝するのは当然。
2度と戦争をしないとの思いで参拝しているのだから、反対する方がおかしい。中国との関係が悪くなるとの
理由で反対の人もいるが、中国の批判にかかわらず、参拝を続けるべきだ」と評価した。
 「政治的意味合いから行かざるを得ないのではないか」と話すのは、京都大大学院生の神岡のぞみさん(23)
=左京区。「小泉首相が参拝するのは、選挙で遺族会から票を取りたいからで、中国・韓国が反発するのは、
外交関係で自国の言い分を通すため。それぞれに靖国神社参拝を政治的駆け引きに使っている」とみる。
(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000029-kyt-l26