http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20060818/lcl_____cba_____003.shtml ●障害者差別禁止条例案 再修正には明言避ける 堂本知事
堂本暁子知事は十七日の定例会見で、「障害者差別禁止条例」(「障害がある人も
ない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例」)案の教育分野の修正試案に対し、
自民党県議からさらなる修正が求められていることに、「これから(県連の)
政調会が開かれるので」と述べ、再修正について明言を避けた。
堂本知事は十六日まで市町村や企業の意見を聞いてきたとして、「うかがってきた
内容をお伝えし、議員にも研究して決めていただければと思う」と語った。
当初案では、障害者本人や保護者の希望しない学校に強制的に入学させることを
禁じていたが、市町村教委などの反論を受け、試案では本人や保護者の意見を聞かず、
また十分な説明を行わずに希望しない学校に入学させることを差別と規定するに
とどめた。これに対し同党県議からは「まだ修正が足りない」との意見が出ている。
(荘加卓嗣)