最上町志茂の国道47号沿いにあす10日、地場産の最上杉を使っ
た木造のコンビニエンスストア「ローソン川の駅もがみ店」がオープ
ンする。足湯を設置、地元産の農作物も販売するなど、最上町らし
さを生かしたユニークな店づくりになっている。
設計、施工を手掛けたのは同町の総合建設業大場組(大場利秋
社長)で、運営も行う。店舗の設置を検討する際、最上小国川沿い
という景観に合った店を造りたいと、同社が提案。ローソン側も地域
密着の店舗造りを進めていることなどから、業界では初めてとなる
木造店舗の新設が決まった。
日本古来の木組みによる「大和造り」と呼ばれる工法で、店内か
ら重厚な柱と太梁(はり)が見える吹き抜けの構造。外観や内装、
床板のほか、駐車場の車止めなどにも約150本の最上杉をふんだ
んに使用している。
地酒やお菓子、食料品など町の商品や特産品もそろえ、町内で
採れた農作物を100円均一で販売する産直コーナーも設ける。足
湯を置き、休憩スペースとして開放、看板はアユが川を泳ぐ姿のユ
ニークなデザインになっている。
店は、最上町の「ヤナ茶屋もがみ」東側に併設。売り場面積は約
113平方メートル。あす10日午前7時にオープンし、24時間営業。
大場社長は「地元の特産品や農作物などを積極的に扱い、町の情
報発信の拠点にしていきたい」と話している。
そーす
http://yamagata-np.jp/kiji/200608/09/news05682.html