★梶原前知事の訴訟費用にも裏金 岐阜県 特別会計から借用
岐阜県庁の裏金問題で、梶原拓前知事が、裏金の繰り入れられた県職員組合の
「職務関連訴訟等特別会計」から、同氏が被告となった住民訴訟の弁護士費用などを
借りていることが分かった。正規の制度にのっとった貸し付けだが、2005年8月
時点の貸付残高は723万円。同会計の貸付残高約2430万円のうち、約3割に上っている。
梶原氏は「(借りた金に)裏金を使った事実はないと聞いている」と話している。
同会計は、県職員らが職務に関連して裁判を起こされた際の裁判費用を貸し付けるため、
1999年に設立された。設立の際に、裏金679万円が繰り入れられたことが
明らかになっている。
現在の残高は約6600万円。毎月組合費(給与の1・2%)を支払う組合員のほか、
県幹部もほぼ全員が給与月額の1・1%を組合に寄付しており、利用できるようになっている。
県職員らが敗訴した場合でも貸付金の返還を求めない運用を行っており、
事実上の「貸与」というかたちになる。
組合によると、梶原氏にはこれまでに14件の貸し付けが行われ、既に判決が確定、
梶原氏側が勝訴した分などについては返金されたが、それ以外のものは貸し付けたままという。
梶原氏は「制度の存在を知ってから、無条件で利用した」と説明。今後については、
本紙の取材に対し「返すのが筋だろう」と話した。
梶原氏は8日、裏金問題で初めて会見し、1989年の知事就任当時は
「裏金づくりは半ば公然の秘密となっていた。十分承知していた」と説明した。
一方で、問題となっている94年度当時の多額の裏金の存在や、
組合口座への移し替えなどについては「関知していない」と否定。
その上で「すべての責任は知事だった私にある。県民に深くおわびする」と述べた。
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060809/mng_____sya_____000.shtml ▽関連スレ
【岐阜県庁裏金問題】梶原前岐阜県知事 裏金の存在承知 関与を否定
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1154990065/ 【岐阜県庁裏金問題】自民党の森元恒雄参議院議員が文書で謝罪 当時の副知事として関与の経緯を説明
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1154986335/