★中元商戦 景気回復反映し好調
ことしの中元商戦は、景気回復を反映して比較的、価格が高めの
商品の売れ行きが好調だったことから、各デパートで売り上げが
前の年を上回っています。
大手デパート各社は、5月以降、お中元のギフトセンターを開設し、
2か月余りにわたって中元商戦を繰り広げてきました。これまでの
売り上げは、「高島屋」が去年と比べて3%余り増えたのをはじめ、
「西武百貨店」と「そごう」のグループもおよそ2%増えました。
また、「松坂屋」も去年の売り上げを上回っています。
これは、景気回復を背景に、数量を限定した地方の名産品や
原材料にこだわった商品など、比較的、価格が高めの商品の
販売が好調だったことに加え、客1人あたりが購入した
商品の数も増えているためです。中元商戦は、バブル崩壊後、
企業がお中元を取りやめたり、個人客も送り先を絞り込む傾向が
強まったことから、長らく低迷が続いてきましたが、こうした
傾向に歯止めがかかる形になっています。
デパートの担当者は「お中元を選ぶ消費者の目は厳しくなっているが、
ことしの中元商戦は景気の回復を反映したものになった」と話しています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/08/07/k20060807000012.html