★空自“内戦”の首都へ イラク北部まで活動域に 隊員の安全に懸念
政府が四日の閣議で、イラク復興支援特別措置法に基づく基本計画の変更を決定したことで、
航空自衛隊による多国籍軍や国連への輸送支援活動が本格化する。だが、輸送地となる
首都バグダッドは内戦状態が治まらず、隊員の安全確保に対する懸念は依然として残ったままだ。
空自は従来クウェートのアリ・アルサレム空軍基地を拠点にイラク南部のタリルとバスラに向け、
陸上自衛隊の人員、物資などを輸送してきた。
七月の陸自サマワ撤退に伴い、これをバグダッドや北部のアルビルまで拡大、
多国籍軍や国連の輸送を担当する。すでに七月三十一日には第一便がバグダッド入りした。
政府は飛行場や飛行経路に限って「非戦闘地域」と認定。額賀福志郎防衛庁長官も
「(バグダッドは)メーンの飛行場だからイラク政府が最も治安の維持に努めている。
多国籍軍も警戒態勢を敷いている」と説明する。
ただ、バグダッド市内は宗派抗争が激しく、内戦に近い状態。八月に入ってからもテロが絶えない。
昨年一月には英軍機がバグダッド空港を離陸した直後に武装勢力に撃墜される事件も起きた。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は七月二十八日の記者会見で、空自の活動範囲拡大について
米空軍の公式ウェブサイトが「自衛隊は創設以来、初めて戦闘地域に配備される」と記載したことを紹介。
「憲法違反が行われようとしている」と批判した。与党内からも「輸送機の防護は万全の対策が取られているか」
(自民党国防族)などと不安視する声が上がっている。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060805&j=0023&k=200608050823 ▽関連過去ログ
【combat zone】「空自は創設以来初めて戦闘地域に配備」、米軍サイトが記載…鳩山氏が憲法違反と指摘
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1154187497/