【神奈川】横浜市営バス　補助金問題　歴代２部長を懲戒処分

　横浜市交通局が、市営バスの不採算路線で赤字幅を多く見せかけ
て補助金約１３億円を不正受給していた問題で、同局は２日付で歴代
の自動車部長２人を減給などの懲戒処分とした。同日、中田宏市長
は定例会見で「遺憾であると同時に、市民のみなさんにご迷惑をおか
けして深くおわびしたい」と謝罪した。

　平成１３年度から１７年度にかけて自動車部長を務めた男性職員（５
６）は、減給１０分の１、２カ月。１２年度に自動車部長だった男性職員
（５７）が戒告処分を受けた。いずれも、赤字幅を多く見せかけるため乗
客数の改竄（かいざん）を職員に指示していた。

　また、直接作業にかかわらなかったものの、不正に気づいていた当時
の課長や係長など６人も文書訓戒や厳重注意。魚谷憲治交通局長（５
９）を市長文書訓戒とした。

　今回の不正受給では、乗客数の改竄を行うことで赤字幅を多く見せか
け、１３年度から１７年度の［５］年間で１２億８３００万円を水増し請求。
１７年度分については決算額を修正して返還し、残りは補正予算で返還
処理する。１８年度分として水増し請求されている５４００万円は白紙に
戻し、１８年度末に改めて実態に見合った補助金が支給される。

　中田市長は、「税金に頼らずやるのはいいことなのにその意識が根付
かなかった。経営改善が求められている最中も、以前からのぬるま湯体
質が変わらなかった」と厳しい調子で述べた。

そーす　http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/kanagawa/html/kiji01.html

２部長

公務員の懲戒は子供だまし