【国際】スリランカ：武装勢力と政府軍、最大規模の戦闘に　事実上停戦崩壊［08/02］

【ニューデリー西尾英之】
スリランカ北東部で３１日以来、少数派タミル人武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」（ＬＴＴＥ）と
政府軍が激しく交戦。ＡＦＰ通信によると、２日午後までの死者は双方の兵士と住民で計１１８人に
上った。０２年にＬＴＴＥと政府軍の停戦が成立して以来、最大規模の戦闘となっている模様だ。

政府軍はＬＴＴＥが北東部トリンコマリー郊外にある用水路を占拠し農民の生活を
脅かしているとして、２６日からＬＴＴＥの拠点に対する空爆を開始。３１日に陸軍部隊を投入した。
ＬＴＴＥ側は同日夜、戦闘現場へ向かう政府軍のバスを爆破し兵士１９人を殺害するなど
ゲリラ戦で対抗している。

政府軍報道官はＬＴＴＥへの攻撃は用水路解放のための「人道的作戦」と強調し、
ＬＴＴＥとの停戦合意は依然継続しているとの立場だ。しかしＬＴＴＥのトリンコマリー地区幹部は
ロイター通信に対し「停戦合意はすでに存在しない」と語るなど、
停戦は事実上崩壊状態に陥っている。


毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060803k0000m030064000c.html

どうなるんでしょ