★スーダン食糧支援に20億円
アフリカのスーダンで続く民族紛争によって大量の難民が発生し、
深刻な食糧不足が続いていることから、政府は、小麦などの食糧を
購入する費用として、国際機関を通じおよそ20億円の無償資金
協力を行うことになりました。
スーダン西部のダルフール地方では、3年前から反政府勢力と
政府が支援する民兵組織との間で紛争が続き、これまでに
18万人以上が死亡し、200万人以上が家を追われています。
さらに、スーダンだけでなく、隣国のチャドにもおよそ20万人の
難民が流出するなど、大量の難民の発生で深刻な食糧不足が
続いています。
こうした状況を受けて、政府は、難民生活を強いられている人たちへの
食糧支援を行うため、小麦やコメなどの食糧を購入する費用として、
国際機関の「世界食糧計画」を通じ、およそ20億円の無償資金協力を
行うことになりました。また、今回の支援では、内戦や干ばつによって
深刻な食糧不足に悩まされているケニアとウガンダに対してもあわせて
食糧支援が行われることになっています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/07/30/k20060730000026.html