曽於市大隅町坂元地区の「坂元村づくり委員会」が、ソバ農園のオーナーを募集している。
同委員会は「地区住民と一緒に種まきから花見、そば打ちが体験できる。都市部に住む
団塊の世代も大歓迎」と呼び掛けている。
同委員会の委員が同市大隅町中之内の畑約30アールを提供。1口5000円で、土地
使用料と苗代、肥料代、管理費が含まれる。本年度は10組限定とし、募集数に達し次第
締め切る。応募状況を見て、来年度以降は畑の拡張も検討するという。
オーナーには、委員会の委員らと一緒に9月上旬に種まき、10月に花見、11月下旬に
収穫、12月中旬ごろ収穫祭としてそば打ち体験をしてもらう。最低5キロのソバ粉は保証。
サツマイモやコメの収穫体験、地区の秋祭りへの招待など、住民とのさまざまな交流も
計画しているという。
同委員会は地域おこしを目的に1994年、地区の自営業者や農家ら約20人で、県の村
づくり重点地区の旧曽於郡内第1号として誕生した。今年1月には近くの水田に、きれいな
わき水を生かした手作りのワサビ園も整備。苗約百本を植え付け「ソバとワサビの里づくり」
を目指している。
同委員会委員長の郡山嘉文(71)さんは「都市部と農村部の住民が交流することで、お互
いに活力も生まれるはず。団塊の世代で、第二の人生の生きがいづくりを模索している人に
はもってこいでは」と話している。問い合わせは郡山さん=099(483)1612。
http://373news.com/2000picup/2006/07/picup_20060728_9.htm http://373news.com/2000picup/2006/07/jpgs/28T-28m06.jpg