「楽しいムーミン一家」や「とんがり帽子のメモル」で知られる南砺市在住の
アニメ作家・イラストレーター、名倉靖博さんの作品展「ファンタジックワールド
名倉靖博展」(富山・北國新聞社、富山テレビ放送共催、ラジオたかおかなど
後援)は二十九日、同市福光美術館で開幕する。同美術館でアニメ関係の
作品展が開かれるのは初めてで、名倉さんの初期から現在までの作品約
三百八十点が一堂に展示される。
名倉さんは静岡県浜松市生まれで、アニメのキャラクターデザインを
手掛けるとともに、原画・作画監督として長編アニメの製作にも多く参加して
いる。一九九七年に南砺市小山にアトリエ兼ギャラリーを建設して、作品づくり
に取り組んでいる。
今回の展示作品は、「ムーミン一家の記念撮影」、「とんがり帽子のメモル」の
「風の向こう側」、宮沢賢治絵童話集の「セロ弾きのゴーシュ」をはじめ、アニメ
原画やイラスト、絵コンテなど幅広く、懐かしさを感じさせる名倉ワールドを堪能
できる。
展覧会の初日には午前九時半から開会式が行われ、名倉さんによる作品
解説とサイン会も予定されている。九月三日まで。入場料は一般七百円、
高校・大学生五百円、小中学生二百円(土・日曜、祝日は小中学生のみ無料)。
ぉソース:
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20060727004.htm