【社会】九州大でも研究費を流用 不正経理1500万円

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1ミス・たわし(060918)φ ★
 九州大(福岡市)で、文部科学省の科学研究費補助金(科研費)につ
いて不正な経理を行った事例が3件見つかり、教授ら5人が処分を受
けていたことが分かった。業者に架空の伝票を作成させて資金をプー
ルするなどのやり方で、計約1500万円について不正経理を行い、翌
年度以降の研究や、旅費などに充てていた。九大は国家公務員法に
定められた懲戒処分ではないことを理由に公表していなかった。

 九大によると、1件目を起こしたのは理系学部の教授と助教授。98〜
01年度に科研費や、新エネルギー・産業技術総合開発機構などの受
託研究費を受けたが、年度内に使い切らなければならない仕組みだっ
たため、業者に依頼して伝票の日付を書き換えたり、架空伝票を作成
したりして年度内に使い切ったようにみせかけ、計1396万円を不正に
プールした。

 その後、当初から導入を予定していた研究機材の購入に充てた。九大
は02年3月、教授を訓告、助教授を文書による厳重注意の処分とした。

 2件目は98〜01年度に科研費を受けた文系学部の教授と助教授。
研究を手伝った助手や大学院生十数人に謝金を支払ったが、一部に
あたる計120万円を研究室に返還させ、学生を学会に派遣する際の旅
費に使った。03年10月に教授が文書で厳重注意、助教授が口頭注意
の処分を受け、助手らに全額返済した。

 3件目は01年度に科研費を受けた理系学部の教授。大学院生にビ
デオ編集を依頼し、謝金として約16万円を支払ったが、編集が終わっ
ていなかったため回収した。05年に院生から申し立てを受けた九大は
「教授の指示が不十分なためトラブルが起きた」と判断。同9月に文書
で厳重注意した。

 九大広報室は「文科省の基準に準じ、懲戒処分でない処分は発表し
ていない。今後は監査を厳しくし、不適切な経理がないよう周知を徹底
させたい」と話している。

そーす http://www.asahi.com/national/update/0726/SEB200607260002.html
2名前をあたえないでください
官僚、政治家の手口を勉強しなさい。