日本ハムは、首位奪取に向けて目上の相手に会心の勝利で、
2位に1ゲーム差と迫った。
この日の勝利の立役者は、巧みな投球術をみせた19歳のダルビッシュ。
7回を散発4安打で三塁を踏ませなかった。
右腕は「あまり状態が良くなかったので、ボールを動かそうとカットボールと
ツーシームを多めに投げた」と好投の背景を明かした。
味方が先制した直後の2回、無死一塁からズレータを変化球で三ゴロ併殺。
4回2死一、二塁でもズレータを二ゴロに仕留め、試合の主導権を
わたさなかった。
以前に痛めた右肩の大事を取って完投は見送ったが、早くも新人だった
昨季の勝ち星を上回る6勝目をマーク。
自身は4連勝で白星を先行させた。
「シーズン序盤は苦しかったけど、最近は自分の投球ができる」と胸を張った。
打線は、最多勝争いでトップを走る斉藤和に対し、少ない好機を確実に
生かした。
2回、新庄の盗塁を足場に先制。
3回には犠打を絡めて加点し、9回には犠飛で3点目をもぎ取った。
ヒルマン監督は「大きな1勝。(斉藤和からは)どんな手を使っても点を取りに
いくことが大事。何よりダルビッシュがよくゼロでしのいでくれた」。
内容の濃い白星が何よりもうれしそうだった。
ニュースソース
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20060715-00000049-kyodo_sp-spo.html