戦後の米軍政時代の1946年5月15日、警務部は初めて女性警察官を募集するという公告文を張り出した。
当時、何人が応募したか記録には残ってない。
しかし警部補級幹部16人や巡査64人など計80人が同7月1日に創設された女性警察局に配置された。
初代女性警察局長は女性教育者の高凰京(ゴ・ボンキョン)氏(北朝鮮に拉致後、生死不明)が務めた。
当時、女性警察官の制服は蘇芳(すおう)色で、
膝下20cmの長さのスカートとジャンパータイプの上着だったという。
女性警察官が裁判の見学に行った日、噂の女性警察官を初めて見ようと市民が押し寄せ、
交通警察官まで動員させたくらいだと伝えられている。
女性警察官は主に少年犯と女性犯の取り締まりを担当した。
女性巡査の公開採用が正式に導入されたのは1972年のこと。
初の女性警務官である金仁玉(キム・インオク)蔚山(ウルサン)地方警察庁次長(54)と
洪泰玉(ホン・テオク)警察庁女性・青少年課長(54・総警)が公開採用1期の同期生だ。
1989年からは警察大学が入学生の10%を女性に割り当て、毎年12人程度の女性幹部を輩出している。
1991年9月には全国8ヵ所の地方警察庁に「女性刑事機動隊」が設置された。
1998年には女性警察としては初めて金ガンジャ氏(61)が総警に昇進し、
ソウル鍾岩(チョンアム)警察署の署長に赴任した。
現在、女性警察官は警務官1人と総警3人をはじめ計4572人で、全警察の4.8%を占めている。
総警は洪課長以外に李グムヒョン麻浦警察署署長(48)と
ソル・ヨンスク慶?北道星州警察署署長(48)がいる。
女性警察官の数は60年間で57倍も増えた。それだけでなく、捜査・刑事係りで782人が働いているなど、
警察の全部門で旺盛な活動をしている。
警察庁は現在巡査の採用人員数の20〜30%を女性に割り当てて、
2014年までに女性警察官の割合を全警察の10%まで引き上げる計画だ。
ソース:東亜日報
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2006062638838