新華社電は15日、中国浙江省竜泉市を流れる竜泉渓近くの化学工場で同日、爆発事故が断続的に
起き、有毒物質が流出したと報じた。地元当局は大規模な河川汚染に発展する恐れがあると警告した。
当局によると、爆発が起きたのは、漂白剤などの原材料となる過酸化水素の製造工場。爆発は、同日
午前から夜にかけて断続的に起きており、2人が行方不明になった。有毒物質が竜泉渓に流入する恐
れが大きく、200キロ以上下流の沿海都市、温州市にかけた地域住民の飲料水に影響を及ぼす可能
性があるとしている。
現地では、多数の消防関係者が有毒物質を含んだ汚水が河川に流れ込まないよう、土砂を積み上げ
るなどの作業を急いでいる。(共同)
(06/16 02:24)
ソース:Sankei Web
http://www.sankei.co.jp/news/060616/kok010.htm