2006年06月15日21時13分
日本経団連の奥田碩・名誉会長(トヨタ自動車会長)は15日、TBSの番組収録で、日中間の関係改
善を考えて、次期首相は靖国神社に「行かなければいい」と語った。「首脳同士の話し合いが数年間全
然途絶えている。これは非常にまずいことだ」とし、次期首相には、中国との関係改善のきっかけになる
よう靖国不参拝を求めた。
奥田氏は昨年9月、中国の胡錦涛国家主席と北京で極秘に会談したが、これだけでなく過去に「4、5
回会った」とも明らかにした。
経団連幹部によると、奥田氏はトヨタのアジア地域販売担当幹部の時代から中国要人に深い人脈が
あり、経団連会長時代にこれを生かして日中関係の改善に動き、小泉首相には水面下で靖国参拝再
考を求めてきたという。
靖国問題をめぐっては、小泉首相に靖国神社参拝を再考するよう求めた経済同友会の北城恪太郎
代表幹事も15日の記者会見で、再考の気配が小泉首相にないため、アジア経済の良好な関係を望む
人々の関心は次期首相の考え方に移っている、という見方を示した。
東京で同日開幕した世界経済フォーラム・東アジア会議の参加者らの意見を代弁する形で、北城氏
は「小泉首相のことについて参加者が議論している感じはなく、次のリーダーがどうされるかが関心事
だ」と語った。
ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0615/184.html 関連
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