旧喜連川町汚職:土地売却問題、「元町長ら2人が実行」 調査委が報告書提出 /栃木
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20060614ddlk09040115000c.html さくら市の「旧喜連川町公共工事請負契約等事務の執行に関する調査委員会」
(桜井伸彰委員長)は12日、昨年10月の旧喜連川町の贈収賄事件の再発防止を
目的とする最終報告書を同市6月定例議会に提出した。
報告書では99年の町道建設の際、市側が地権者に「無理やり」購入させられた
道路建設地以外の土地を、03〜04年になって誤って買収した「錯誤」の土地として、
地権者に買い戻させていたことを新たに明らかにした。
報告書は、一連の土地売買について、元同町長で同市の滝政夫助役が当時の建設課長と
2人で協議して実行した、と指摘している。
また、土地の売却金も本来は財産収入とすべきなのに、「修正登記料」として扱い、
決算書上も公有財産の処分とは分からなくなっていたという。報告書は、売却が
「不適切な方法」であり、決裁した同助役に責任があると結論付けた。
滝助役は取材に対し、「報告書は間違いや誤解も多い。売却は当時の収入役も含め
4人で決めた。売却方法も財政の厳しい中で適切だった。内部で再調査し、釈明する」
と語った。