国際テロ組織アルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリ容疑者の
ものとされるビデオ声明が29日、公表された。
23日のオサマ・ビンラディン容疑者、25日のザルカウィ幹部に続き、
アルカイダによる連続声明となった。
ロイター通信によると、イスラム系ウェブサイトに出された
ザワヒリ容疑者の映像とされる声明は、イラクでの戦果を強調。
「ほかのイスラム戦士の勝利に加え、アルカイダは過去3年に
イラクで800件の殉教作戦を行い、米国の背骨をへし折った」と述べた。
また、対米協調路線をとるエジプト、ヨルダン、サウジアラビアの指導者を「裏切り者」とし、
アルカイダ掃討を続けるパキスタンのムシャラフ政権の打倒も呼びかけた。
ザルカウィ幹部の声明もイラクでの勝利を強調する内容だった。
22日にイラクで正式政府の首相が指名された後に声明が相次いだことから、
「イラクの政権発足の見通しをにらみ、抵抗の呼びかけを強めている」(英BBC)との見方が出ている。
■ソース
asahi.com[2006年04月29日22時38分]
http://www.asahi.com/international/update/0429/007.html