23日に告示される気仙沼市長選を巡り、地元で最大の部数を発行している新聞社の編集局幹部が、
立候補予定者の支持者方に、「特定の候補者を推していると商売に影響が出る」などと
嫌がらせ電話をかけていたことが19日、明らかになった。
この幹部は、朝日新聞社の取材に対し「電話は不適切だった。反省している」と事実関係を認めた。
匿名の電話があったのは3月15日夕方。同市中心部商店街の飲食店に、男の声で
「仙台の者だけど、一候補者を推していると商売に影響が出るんじゃないですか。
違反の文書が出ているし、当選しても無効だ」などという電話がかかった。
応対した従業員から報告を受けた経営者が電話のナンバーディスプレー装置で相手の電話番号を確認。
支持する候補予定者の後援会に連絡した。後援会で電話番号を調べたところ、
新聞社幹部の携帯電話と判明した。
数日後、後援者の1人が新聞社を訪問。その幹部を含む3人に事実関係を問いただしたところ、
幹部は電話をしたことを認め、謝罪したという。
この幹部は19日、朝日新聞に対し、
「立候補予定者本人か、後援会に直接話すべきだったと反省している」と語った。
電話した理由として、「商店街発行のチラシに立候補予定者のことが書いてあり、
違反文書になりかねないので注意したかった」と説明した。
◆ソース:asahi.com
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000604190007