(パ・リーグ、日本ハム6−3オリックス、5回戦、日本ハム5勝、19日、東京ドーム)
引退宣言で注目される中、新庄がまた大活躍した。2試合連続、前夜から2打席連続本塁打となる3ラン。
1−0の一回二死一、二塁でデイビーの速球を左中間席へ運んだ。
前夜の「28年思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニホームを脱ぎます打法」で打ち止めと宣言した通り、
恒例の本塁打コメントはなく、チームの4連勝と2位浮上に貢献した試合後、
「まぐれが続くわ」と明るく言い放った。
引退宣言を受け、東京ドームには報道陣が殺到。練習から新庄の一挙手一投足を追った。
注目を浴びるほど力を発揮する、新庄らしい活躍だった。
ヒルマン監督は「新庄の一発で活気が生まれた」。引退宣言で重圧があったのでは、と問われると
「むしろ逆。心に秘めてきたものを吐き出して吹っ切れて、本来の姿を取り戻した」と新庄の気持ちを代弁した。
型破りな引退宣言と2試合で3発のまさに“新庄ショー”。
これにはオリックスで初の4番に座った清原も「見せつけられたというより、びっくりした」と
苦笑いするしかなかった。(共同)
★チームを乗せた小笠原の先制アーチ
小笠原の一発がチームを乗せた。一回二死から、デイビーの内角にきたスライダーを右翼席にたたき込んだ。
打った瞬間に本塁打と分かる小笠原らしい打球に、オリックスの右翼手のガルシアは一歩も動けなかった。
今季3本目の本塁打を放った小笠原は「初球からうまく振っていけた。主導権を握るために
先制点はどうしても欲しかった」と、5日以来のアーチに笑顔だった。(東京ドーム)
◆ソース:サンスポ
http://www.sanspo.com/sokuho/0419sokuho069.html