判決言い渡し直後に法廷で検察官に暴行したとして、公務執行妨害と傷害の罪に問われた
無職文正博被告(43)に大阪地裁(和田真裁判官)は18日、懲役2年4月(求刑懲役2年6月)の
判決を言い渡した。
文被告は、前回の公判でも法廷で刑務官の顔を殴りけがを負わせたため、
大阪拘置所は通常2人の刑務官を9人に増員。証言台の前に座った文被告を、
立ったままの刑務官が取り囲む中、判決が言い渡された。
拘置所と警備方法を協議した地裁も、傍聴席最前列などに職員を座らせて警戒。
この日は無事閉廷し、関係者は「何もなくて良かった」と胸をなで下ろした。
判決によると、文被告は1月13日、大阪地裁の法廷で、傷害罪などで懲役4年の判決を言い渡された直後、
立ち会いの男性検察官に飛び掛かり、胸ぐらをつかむなどして軽傷を負わせた。
和田裁判官は判決理由で「法を無視する態度は著しく、まったく反省していない」と述べた。
◆ソース:日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060418-20586.html