大雨で、危険水位に達した千葉・館山市の平久里川 日本海側にある低気圧から伸びた前線の影響で
関東地方では12日午前、千葉県を中心に強い雨が降った。
気象庁によると、君津市では午前5時からの1時間に75ミリ、東京都大島町では午前3時からの
1時間で73ミリの降雨を観測。千葉県内でJR線が一部運休するなどの影響が出た。
館山市では午前8時20分ごろ、市内を流れる平久里川の水位が増し、流域の675世帯に避難勧告が出され、
一時、20人以上が避難した。鴨川市でも150世帯に避難勧告が出され、14人が避難した。
鴨川市の老人ホームなど6棟で床上浸水したほか、富津市や君津市などの7か所で土砂崩れが起きた。
JR東日本千葉支社によると、久留里線では、君津市の上総亀山駅の雨量計が規制値(30ミリ)を超えたため、
午前6時10分ごろから全線で運転を見合わせた。
午前10時現在、同県内で特急13本を含む上下線計51本が運休し、約8500人に影響が出ている。
気象庁によると、大雨のピークはすでに過ぎたとしている。
(2006年4月12日12時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060412i202.htm