国際オリンピック委員会(IOC)理事会は5日、ソウルで夏季五輪国際競技連盟連合
(ASOIF)と会合し、2012年ロンドン五輪で実施される26競技を「中核競技」として
固定化し、残り2競技を五輪ごとに入れ替えるとしたASOIFからの提案を受け取った。
同五輪から除外された野球とソフトボールには不利な内容で、両競技とも危機感を募らせている。
ASOIFのオズワルド会長(国際ボート連盟会長)は「競技の入れ替えができるよう空きを作る一方で、
安定性と継続性を持たせるための方法だ」と説明。
同案によると、16年夏季五輪の実施競技を決める09年の総会では、野球とソフトボールに
昨年の総会で候補に挙がった5競技を加えた計7競技から選ぶとした。
IOCは、野球とソフトボールを除外した昨年7月の総会後、関係各団体に
五輪実施競技の決定方法について改善案を作成するよう要請。
5日午前の各国オリンピック委員会連合(ANOC)との会合では、〈1〉五輪競技数の下限を
現在の15から25にする〈2〉新競技採用に必要な総会の投票数を3分の2以上から過半数に
引き下げる―などが提案された。
ロゲIOC会長は「プログラム委員会で各提案をまとめた上で、
理事会の提案として来年7月の総会で最終決定したい」と述べた。(共同)
■ソース
スポーツ報知[2006年04月05日21時01分]
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060405-OHT1T00184.htm