県と県漁協各支部などで組織するハタハタ資源対策協議会が28日、秋田市のセリオンで開かれた。
沖合底引き漁と季節沿岸漁を合わせた昨年1年間の漁獲量は、沖合漁の不振により、前年比
773・4トン(25%)減の2355・2トンと、禁漁が解禁された平成7年以降、初めて前年を下回った。
県水産漁港課の調査によると、沖合漁の漁獲量は前年比291・3トン(37%)減の488・6トンで、
沿岸漁は同482・1トン(21%)減の1866・6トン。年間平均単価は1キロ当たり341円と、前年より
18円(6%)値上がりし、4年ぶりに上昇した。
漁獲量が減少したことについて、県水産振興センターは「沖合漁で魚群の集まる時期が遅れ、
例年であれば漁獲量が増大する11月下旬でも集まらず、集まった12月以降はしけで出漁隻数が
少なかった」と分析した。
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