愛知県小牧市を走る第3セクターの新交通システムについて、愛知県と小牧市は、多額の累積赤字を理由に、
ことし9月をめどに廃止することを決めました。新交通システムの廃止が決まったのは全国で初めてです。
小牧市内の7.4キロを走る第3セクターの桃花台線は、高架上の軌道をゴムタイヤのついた車両が走る
新交通システムで、平成3年に開業しましたが、利用者が伸び悩み、累積赤字がおよそ64億円に達しています。
このため28日、愛知県の神田知事と小牧市の中野市長が協議した結果、ことし9月をめどに廃止することを
決めました。神田知事は記者会見で、「今後の展望が見込めない中で、これ以上の公的支援を行うことはできず、
存続は断念せざるを得ない」と述べました。また小牧市の中野市長は、「非常に残念で断腸の思いだが、
時間を延ばして議論しても見通しがたたず、廃止はやむをえない」と述べました。愛知県と小牧市は、
民間のバス会社との間で、桃花台線に代わるバス路線の開設について調整を進めています。桃花台線のような
新交通システムには、東京の「ゆりかもめ」や神戸の「ポートライナー」などがありますが、廃止が決まった
のは全国で初めてです。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/29/k20060329000057.html 大殺界とは恐ろしいものです。 細木数子