建設機械レンタルの業界大手3社が保有するトラックなどの車両の約半数が、
新車登録の際に虚偽の使用地を運輸局に申告するなど不正に自動車登録されていたことが
大阪府警の調べでわかった。自動車窒素酸化物・粒子状物質削減法(NOx・PM法)で
排ガスの排出基準が厳しい大阪府内の営業所で使うトラックなどを、規制地域外の京都府内で
登録している例もあり、府警は規制逃れの「車庫飛ばし」とみて手続きにかかわった一部の社員を
電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで書類送検した。
近畿運輸局は今週にも、全国建設機械器具リース業協会と全国レンタカー協会の各府県支部に対し、
登録の適正化を求める通達を出す。
調べでは、3社はアクティオ(東京都)、レンタルのニッケン(同)、カナモト(札幌市)。
3社の保有車両は計約2万9000台で、大半がトラック。
うち約1万4000台で、自動車登録上の「使用の本拠」と実際の使用場所が違っていたほか、
ローンを払い終えたのに所有者の名義を自社に変えていないなどの不正が確認されたという。
これらは道路運送車両法などに違反している。
ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0318/OSK200603180055.html