【ワシントン=丸谷浩史】訪米中の谷内正太郎外務次官は17日、バーンズ米国務次官と
BSE(牛海綿状脳症)問題など日米関係や国際情勢を巡って約1時間、会談した。
米国産牛肉の対日輸出再開についてバーンズ次官は
「非常に焦燥感を持っている。何とか早く再開してほしい」と述べ、近く日本に専門家を派遣することを明らかにした。
米国産牛肉の日本向け輸出は、除去を義務づけている背骨が混入したことが1月に発覚、
再停止した状態となっており、13日には米国内で3例目となるBSEに感染した牛1頭が確認された。
米農務省が発表した調査報告書に日本は再回答を求めており、日米専門家協議は貿易再開をにらんだ一歩となる。
在日米軍再編問題ではバーンズ次官が「決着に向け、なるべく早く地元を説得してほしい」と語り、
米軍普天間基地の移設先となる名護市などとの調整を急ぐよう促した。
谷内次官は今月末の期限に向けた日本政府の取り組みを説明した。
ソース:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060318AT2M1800J18032006.html