◇中国:高齢化進む 人口13億人突破−−05年末調査
【北京・大谷麻由美】
国家統計局は16日、人口の1%を対象とした05年末の抽出調査で中国の総人口が13億756万人になったと発表した。
00年の国勢調査と比べると、4045万人増加した。60歳以上の人口は1億4408万人(対00年調査比1410万人増)で、
人口に占める割合は11%(同1ポイント増)だった。一人っ子政策と死亡率の低下によって、
人口の高齢化は急速に進んでおり、養老年金や医療費など若年層への負担増が問題視されている。
中国では日本の国勢調査にあたる全国人口一斉調査を10年に一度実施しており、
1%抽出調査はその中間期に行われる。今回の対象者は1705万人。香港、マカオは含んでいない。
調査結果によると、総人口に占める都市人口の割合は42・99%(00年は36・09%)で、
農村人口は57・01%(同63・91%)。農村から都市への人口移動が進んだ。
出稼ぎ労働者などを指す流動人口は1億4735万人(対00年調査比296万人増)だった。
世帯数は3億9519万世帯(同4682万世帯増)。1世帯あたりの人数は平均3・13人(同0・31人減)で、
核家族化が進んでいる。
ソース:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/china/news/20060318ddm007030041000c.html