【酒販組合背任事件】豪遊生活やめられなかった…元事務局長が供述[060301]

酒販組合背任事件：元事務局長、生活変えられず

　「月に数百万円使う生活レベルを下げられなかった」。全国小売酒販組合中央会の不正経
理事件をめぐり、背任容疑で再逮捕された元同会事務局長、関秀雄容疑者（４９）＝業務上
横領罪で起訴＝は、着服やリベートで私腹を肥やした動機をそう供述している。役職が変わ
ると手口を変え、約１０年で懐に入れたのは約４億円。「政界工作資金」と説明していた金も、
多くは高級外車の購入や、海外旅行、クラブ通いが当たり前となった生活を維持するために
消えた。

　◇高級外車、海外旅行、クラブ通い　月数百万円

　● あの手この手　捜査幹部が「横領の巣窟（そうくつ）だ」とまゆをひそめる関容疑者の手
口は、多様だ。着服を始めたのは年金係長だった９１年。年金加入者が、脱退時に返還金と
して受け取る「脱退一時金」に目をつけた。脱退者をでっち上げ、委託先の信託銀行に書類を
送り、年金口座から金を振り込ませた。

　信託銀行が加入者の入退会まで管理するようになった９６年、この方法は通用しなくなる。
当時年金課長の関容疑者は、一時金を急いで受け取りたい脱退者向けに立て替え金をプー
ルしている同課管理の口座からの流用を思いつく。不正に気づいた部下に送金手続きを拒否
されるまでの３年間、この手口を続けた。

　●政界工作？　９９年に政治団体「全国小売酒販政治連盟（酒政連）」を兼任する事務局長
になると、「政治献金」として数十万〜数百万円単位の現金をたびたび持ち出すようになった
。

　酒政連の０１年と０２年の政治資金収支報告書に、架空領収書で計上された計８２００万円
もの使途不明金が発覚すると、「政界工作に使った」と釈明。逮捕前の毎日新聞の取材にも
「何十人もの国会議員に飲ませ食わせした」と豪語した。捜査２課は「政界工作」に関心を寄
せ、資金の流れを追ったが、洗い出された使い道のうち数千万円は私的なものだった。

　「議員にはのべつまくなしに１０万単位の金をばらまいていたようだが、わいろと特定できる
ものが出てこない。吹聴したほどには政治家に食い込んでいない」と捜査幹部は話す。

　●無謀な投資　０３年には、理事会に諮らずに年金資金１４４億円の海外投資を行い、投資
先から計１億４０００万円のリベートを手にした。「リベート目的の無謀な投資だった」と同課は
みる。投資は焦げ付いて回収不能となり、年金事業は破たんした。

　一連の事件にほんろうされた全国約１０万人の会員酒店主。大阪府藤井寺市の棚田晃司さ
ん（４２）らは「関容疑者以外の幹部の責任も重い」と中央会幹部に対する損害賠償請求訴訟
を準備している。弁護団は３日に訴訟の説明会を大阪市で開く。問い合わせは溝内有香弁護
士（電話番号略）まで。【三木陽介、石丸整】

MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060301k0000e040070000c.html

そして誰も責任を取らない。というのがトレンドです

容疑者はどうせ支払い能力ゼロだから損害賠償請求したって無駄

飲んで　飲み潰れて眠るまで飲んで・・・

普通に年金払ってた市井の酒屋ｶﾜｲｿｽ
他の業種はこんな組合無いの？ｱﾌﾞﾅｻｿ

自宅近くの酒屋、今年に入って３件店じまい。
やってられんわな