【いきもの】たぬぽんデビュー　盛岡市動物公園のタヌキ山中で保護され半年[060217]

目と耳　不自由でも元気になったよ

　盛岡市新庄の盛岡市動物公園で保護されている目と耳が不自由なメスのタヌキが、１８〜１９日の２日間に限り、
冬の臨時開園で動物園デビューする。

　タヌキの名前は「たぬぽん」。昨年７月、山中で１匹でじっとしているところを市民に保護され、市動物公園に連れら
れてきた。市民が傷ついたり弱ったりしている動物を持ち込むことは、よくあること。ただ、たぬぽんは見た目こそ普通
のタヌキだが、目と耳の機能をほとんど失っていた。

　市動物公園は、動物が元気にさえなれば、元々いた場所に戻す方針だが、たぬぽんは野生生活を送る上で致命的
なハンディキャップを背負っていたため、面倒をみてきたという。

　たぬぽんの世話をする獣医師の伊藤和美さん（３７）は「障害は生まれつきだと思う。親も育てるのに困って、山中
に置き去りにしたのでは」と語る。

　保護されたころ、たぬぽんはやや衰弱しており、その後１か月ぐらいは突然けいれんを起こすなど、体調も安定し
なかったという。

　伊藤さんは「もしかしたら生き延びられないかもしれない」と心配したこともあったが、点滴や酸素を与えるなど治療
を続けた。そのかいあって、元気を取り戻した。当初６００グラムだった体重も、現在は４キロ弱まで増え、順調な成長
ぶりを見せている。

　今回は、その元気な姿を多くの人に見てもらいたいと動物園デビューが決まった。たぬぽんは、とても人なつっこいと
いう。

　当日は、伊藤さんが園内をたぬぽんと散歩し、来園者と触れ合う予定だ。同園は「タヌキを間近で触れる機会はあまり
ないと思う。ぜひ多くの人に、たぬぽんと触れ合ってほしい」と呼びかけている。

　市動物公園は現在冬季休園中で、この２日間のみ臨時開園する。入園無料。問い合わせは市動物公園（（電）０１９
・６５４・８２６６）へ。

（2006年2月17日 読売新聞）
岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news001.htm
翌日には見れなくなります。

＞翌日には見れなくなります。

の記述が少しだけ気になる。

タヌポン、ガンガッて生きるんだ

タンポン？