県内初のどぶろく製造免許を取得した飯舘村佐須の佐々木千栄子さん(60)が9日、経営す
る農家レストラン「きまぐれ茶屋ちえこ」に隣接する蔵に作った加工室で、初めてのどぶろくの
仕込みを始めた。
自家製の「あきたこまち」17・6キロを釜で蒸し上げ、ほぐして適温まで下げた後、タンクに入
った「こうじ水」(こうじ、酵母、乳酸、自家井戸水)に入れて発酵させる。12〜15度に保つ冷
蔵室にタンクを収納し、2週間程度で出来上がる。免許では500リットルまで製造できるが、
今回はまず50リットル分にした。
名称は、どぶろくと佐々木さんの名前を掛け合わせ「どぶちぇ」にする予定。22日からレスト
ランで180ミリリットル400円で提供する予定で、27日にはお披露目式を行う。
佐々木さんは「初めてなのでプレッシャーを感じる。温度管理に一番気を使うが、おいしいの
が出来上がればいい」と話す。村産業課は「これでたくさんの人が村を訪れることを願ってい
る」と期待していた。
同村は昨年3月、どぶろく特区に認定され、7月に佐々木さんが製造免許を申請。県ハイテク
プラザ(会津若松市)で研修を受け、今年1月に免許が交付された。【塚本弘毅】
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